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ようこそ! 日本ミッション 2010年7月30日(金) 16:05 JST

ナマコ、なまこ、海鼠

  • 2009年3月21日(土) 17:37 JST
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海の生物から学ぶ

ナマコ、なまこ、海鼠

英名がSea cucumber(海のキユウリ} 1990年2月記

■ 年未の忙しい中を、予約していた旅行に、家族とスタッフで無理をして行った。冬は暖かい南の九州へとしやれこんだのだが、この時は例年になく寒い年であったとのこと。当てがはずれたと言っても、やはり南の黒潮に囲まれた天草、雲仙、長崎、平戸は温暖で、海産物が豊富であった。
■ フェリーの待ち時間に、近くの市場をのぞいた。殆ど生きたままが売られていて、小2の娘は驚嘆の大声を出しっばなしである。
  その中で.気味悪い灰褐色の塊がイケスに4~50匹入っていた。「ワァー、これは何?」例によって大声。みんなが集まるまで叫ぶのである。家内が「なまこ」よ、昨日旅館で食べたものよ、と説明。「うっそ一」信じられない。そう言えば娘がおいしいおいしい。と器を空けたのを思いだした。何やら説明を聞いて娘が「ゲェー、ゲェー」とジェスチャーをやりだしたが、戻るわけがない。確かにグロテスクなイポイポに、ぬらぬらした「なまこ」を初めに食べた人は勇気が必要であったと恩う。
■  ナマで食する民族は世界広しと言えど、日本と南洋のパラオ島のカナカ族だけだそうだ。乾燥したものでも中国,ソ連(ロシア)で売られているぐらいであり、西洋では触るのも嫌がる。
 しかし、ナマコは脂肪質がなく、栄養価はタンパク質だけで、水分も多く、肉にはコンドロイチン硫酸が含まれているそうである。この有機化合物はウシの軟骨の主成分で、結合組織の抗張力や弾カを保つのを助けると言われている。つまり、不老長寿の薬といわれるゆえんも嘘ではない。
■ それにナマコは驚くほどの再生カを持っていて、タマナマコを輪切りや縦切りにして腸を取り出した後、海中に投げいれておくと、切リロがふさかって、体内に腸が再生されてくる。そして2年目にはふたたび食用として採集できると言うのだから、トカゲのシッポの比ではない。ただし、肛門で呼吸をしているため,輪切りにされたからだの前端部は、呼吸が出来ずに死んでしまう。
■ ナマコが前後不明、正体不明の不気味な彼らも、れっきとしたウ二やヒトデの仲間の、棘皮動物である。
 名もなまけ、怠けの言葉から来たかのように、海底にジーッとしているようであるが、1日52mもはいまわっている記録がある。
 更にナマコは、汚れた砂を食べ、砂にまじった原生動物や底生珪藻類を、腸内の酵素によって、分解吸収して栄養をとって生きている。しかも、肛門から排出される不用の砂は、体内できれいになっている。まさに砂の炉過器である。
■ パラオ島のサンゴ礁では、40万7000匹が面積79万8500㎡の場所で、年間1万2460tの砂を排出していたと調査報告がある。これば1㎡の海底で、15.6kgの砂が食べられていたことになり、地球を汚す人間に対し、有機物を取り去って浄化する、海底の掃除人として、現代では殊更に貴重な神の創造物、作品である.
■ 人間から見た目は、決してうるわしくはないが,汚染が進む今の時代だからこそ、ナマコを尊敬し、大切に見守ってやらねばならないのではないかと思う。
 以前にも、人は外かたちを見て、神は心を見ると聖書を引用した。とかく人間は実情、実態を本当に知らないで、見た目で判断をし、利益を根底にした知識で、他人を査定してしまう気風があるようだ。
■ 神がノアの時代に、全世界を滅ぼそうとされたのも、人間が思いはかることすべてが、悪だからであった。世界の自然がのろわれたのも、人間側から生じさせた罪からであった。
 地上と空の生物は、箱船に救出された種類だけが現存しているだけで、残りの全ては生物化石の石油、植物化石の石炭と化してしまった。
■ 地球汚染と砂漠化、温暖化も人間の勝手な利益追求のなせる結果。今までになかったような自然の猛威も、地球世界の限界が来ていることを訴えているようである。
 今だからこそ、まだ少し間に合う時に、永遠の命のために浄化を真剣に、急いで考えねばならないと思う。もう外見や見た目にこだわらず、たとえナマコのようにグロテスクであったとしても、動きも速やかでなくても、地上に積もった幾多の政治、経済、教育関係の腐った人間が、排出した汚物を、浄化してくれる物を大事に育てなければならない。
 政治、経済界だけでなく、宗教界、キリスト教会も、本質の浄化と和解を、必要としている時代が来ているのではないだろうか。
 

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